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機器の概要
タンパク質用X線回折装置 Rigaku MaicroMax007 & R-AXIS VII
タンパク質用X線回折装置 Rigaku MaicroMax007 & R-AXIS VII

 電磁波である X線は、波としての性格をもっています。規則正しい周期構造をもつ結晶にX線を照射すると干渉が起こり、反射が観測されます。この観測した反射を用いて構造解析を行うのが結晶解析であり、本装置は生体高分子結晶の高精度の反射データを短時間で測定するものです。
 この装置は、 X線発生装置,検出器,低温装置から構成されています。X線発生装置 MicroMax007 は、 微小焦点( 70 μ m )と専用多層膜ミラー (Confocal mirror) の組み合わせによって、従来比約 7 倍のX線強度を実現しています。また出力は 800 W( 40 k V ・ 20mA )であり、従来の X 線発生装置と比べると消費電力が抑えられています。検出器 R-AXIS VIIは、300 mm × 300 mmの イメージングプレートを 3 枚搭載し、露光、読み取り、消去を同時に行える機構を採用しています。読取も従来のものと比べて高速化されており、 150 μ m のピクセルサイズ時では1枚当り 20 秒で読み取りを行うことが可能です。 低温装置は、 X線による結晶のダメージを抑える為に冷却したチッソを吹き付ける装置で、結晶を100Kに冷却することが出来ます。測定のコントロール及びデータ処理は、プログラムCrystalClearを使用して行います。
 この装置により、 X線により結晶のダメージを抑え、短時間で高精度のデータ測定を行うことが出来ます。

[設置場所]
105 X線解析室
[お問い合わせ]
薬学部 機能分子構造解析学分野 池永信二 内線4647


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